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ファスティング(断食)とは?

kenzo 2020-07-14 11:00

なぜファスティングが求められているか?

人類17万年の歴史は、そのほとんどが「飢餓」との戦いでした。私たち人間を含むすべての動物は、進化の過程でこの飢餓状態に適応し生き抜くためのメカニズムを遺伝子レベルでつくってきたと考えられています。しかし近年、日本の食生活は、歴史上かつてない「飽和の時代」に突入しました。「いつでも、好きなだけ食べられる」といった飽和の習慣は、腸内環境を汚し体内に毒素(有害物質)を蓄積し、美肌や痩身の大敵となっているのです。

 

体内に蓄積された有害物質が美容の大敵に!

現代社会は、食品添加物、残留農薬、有害金属、遺伝子組み換え食品、環境ホルモン、放射性物質、硝酸性窒素など、多くの有害物質が蔓延して、食事などを通して私たちの体内に取り込まれ、美容にとって悪影響を及ぼしています。これらの有害物質は活性酸素を発生させ、腸内を汚し、消化不良を起こし、100兆個と言われている私たちの細胞を汚し、ミトコンドリアを不活性化し代謝力を弱めていると考えられています。つまり現代人は、入れる(=摂取する)ことばかりにエネルギーを使ってしまい、出す(=排泄する)ことができにくくなっているのです。ファスティングは、脂肪細胞に蓄積された有害物質を排泄してくれる有効な美容法として脚光を浴びています。

食べ過ぎにより、代謝不良状態に!?

また、これらに加えて問題なのが「食べ過ぎ」という現実です。ファーストフードやコンビニ食品、加熱した加工食品や白砂糖たっぷりの加工食品、トランス脂肪酸など・・・このような食生活では、体内の消化吸収のための酵素(消化酵素)を多量に無駄遣いさせてしまい、解毒やターンオーバーなど代謝活動のための酵素(代謝酵素)が不足してしまっています。つまり、現代人の体は、食べ過ぎによりエネルギーのほとんどが消化吸収に向けられ、代謝活動が停滞し、代謝不良になっていると考えられています。ファスティングは、このような体内の悪循環を断ち切り、きれいな細胞にリセットするための有効な手段として注目を集めています。

 

ファスティングとは?

疲れた消化器官を休ませ、体の中をクレンズ!

ファスティングとは英語で断食のことをいいます。つまりファスティングは体の中を大掃除(クレンズ)することです。

現代人は、食事などから摂り入れた食品添加物、残留農薬などの有害物質、また高タンパク・高脂肪食品の食べ過ぎなどにより、消化器官は疲れきっており、悲鳴をあげているというのが実状です。

古来、断食は宗教的な儀式や精神的修行の一形式として行われてきました。それが近年、病気の治療や健康増進として、欧米でも脚光を浴び、科学的な研究も盛んに行われるようになりました。

 

ファスティングの真の目的とは?

「ファスティング」とは、単に食事を摂らないことで摂取カロリー抑え、痩せるだけを目的としたものではありません。一定期間固形物を摂取しないことで、このような疲れた消化器官を休ませ、腸内環境を整え、アミラーゼやリパーゼなどの消化吸収するための酵素(消化酵素)を温存させ、これにより停滞していた代謝酵素(細胞分裂や解毒などの生命活動をコントロールする酵素)一気に活性化させ、毒素の排泄力を高め、汚れた細胞をリセットする、注目の美容・健康メゾットです。今話題のファスティングは、主に野菜や野草のエキスを糖質による発酵抽出で完成させた植物発酵飲料を用いながら行うもので、完全な絶食ではありません。必要最低限のカロリーやミネラル・ビタミンを補給できるため、無理がなく行うことができることが特徴です。

ファスティングを行うことで、代謝行為の要素「入れ替え、再生、解毒、排泄」のすべてがスムーズになり、体内機能が活性化されると考えられています。

 

ファスティングで期待できる14のメリット

1.体脂肪の減少

2.溜まった毒素の排出

3.肌がきれいに

4.腸がきれいに

5.免疫力がアップ

6.慢性便秘の改善

7.食生活の改善

8.味覚が正常になり、食事がおいしくなる

9.血液をサラサラに

10.疲労感がとれてスッキリ

11.ストレスの軽減

12.肩こりや腰痛の軽減

13.寝つきがよくなり、睡眠不足も解消

14.冷え性の改善

 

ファスティングで代謝酵素活性化

「酵素」ってなに?

酵素は人間や動物、魚、植物など、すべての生物の中に存在し、生きていく上でなくてはならない生命活動に関わっています。体内では消化・吸収。代謝・排泄などの重要な働きを担っており、大きくは「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられます。消化や吸収に関わる「消化酵素」と代謝や排泄、細胞分裂になどに関わる「代謝酵素」です。

年齢とともに減り続ける「酵素」

しかし、問題はそうした体内でつくられる酵素(=「潜在酵素」)の量には限りがあるということです。体内でつくられる酵素の量は年齢とともに減り続け、特に20代を過ぎた頃から急激に減り始めます。加齢とともに「体型が変わった」「肌が気になりだした」「ポッコリ溜めがち」「何となく元気がない」などと感じられる方が多くなるのもこのためです。そして「酵素不足」の悪循環な生活を続けていると、体は様々なリスクを抱えてしまうのです。

また、現代の食事情にも問題があります。過食や食品添加物、高GI食品などの食生活により「消化酵素」が無駄遣いされ、「代謝酵素」にまで効率よく回すことができなくなってしまうからです。「食生活」や「生活サイクル」の見直しをして、理想的な若々しさと健康を手に入れましょう。

 

 

ファスティングの基本ルール

1 準備食・復食にこだわる

ファスティング前後の準備食と復食にはとくに注意が必要です。開始前日の夕食(準備食)とファスティング後の2食(復食)は量を控えめにし、油っこい肉料理などの消化に悪いメニューは避けましょう。代替食や果物を使ったジュース、すりおろした野菜など、胃腸に負担をかけないメニューを心がけましょう。

2 NGフードを避ける

白砂糖や肉・卵・乳製品などの動物性タンパク質、食品添加物といったNGフードは、酵素の大量消費や消化不良を招き、体内で腐敗すると免疫力の低下にもつながります。またトランス脂肪酸や酸化した油などの体に悪い油も酵素の大量消費を招くNGフードです。ファスティング中の準備期と復食期には、それらの食品を避け、また日ごろ何気なく口にしている食品の成分表示をチェックしてみるなど、食生活の再点検を行いましょう。

3 水を十分に摂る

酵素が生き生きと活動するためには水が欠かせません。人が尿や汗として1日に排出する水分量は約2.5L。食事などで約1Lの水分を補えますが、美容のためにはあと約2Lの水を、なるべく常温で、10回以上に分けてこまめに飲むのが理想的です。2Lが難しい場合は、1Lから始めて徐々に飲む量を増やしていきましょう。水は水道水ではなく良質な水がおすすめです。

4 夕食は20時までに食べる

[準備期・復食期]

「食べてすぐ寝る」習慣は酵素の浪費や消化不良を招きます。酵素を生かす体内リズム「ナチュラルハイジーン」に従い、夕食はなるべく20時までに済ませましょう。

5 生野菜や果物から食べる

[準備期・復食期]

食べる順番を意識し、よく噛んで食べましょう。生野菜や果物、ぬか漬けなどの植物性発酵食品から食べ始めると、生の食材が持つ植物酵素が後から食べるものの消化を助けてくれます。

6 アルコールは控える

飲酒後はアルコールから生産される毒素のアセトアルデヒドを分解するために大量の酵素が消費されます。ファスティング中は酵素を温存し免疫力を高めるため、アルコール摂取を控えましょう。

7 空腹感を解消する

空腹でつらいときは、ひとまず水を飲んで空腹感を和らげましょう。それでも空腹に耐えれないときは、スイカやメロンを一切れ食べるか、すりおろした野菜や果物を少量、または塩気のあるもの(味噌や梅干しなど)を摂っていただいても構いません。

8 芯から体を温める

就寝時は「吸収と代謝の時間」です。就寝中の体温が少しでも高くなると免疫力や代謝がアップにつながるため、夜は毎日の入浴や半身浴、足湯などで芯から体を温めておき、就寝中の発汗(排出)を促しましょう。植物発酵粉末の併用もおすすめです。

9 良質な睡眠をとる

睡眠中は新陳代謝が活発になり、代謝酵素が働きます。また翌日分の体内酵素を生産する時間でもあります。そのため、毎日の睡眠時間として20時〜4時までの「吸収と代謝の時間」を含む7〜8時間を確保するのが理想的です。

10 さらに結果を追求する

キッチンに常備する油や甘味料をファスティング前後にも使えるOKフードに切り替えたり、さらに結果を追求するためのサプリメントを常備するなど、食品選びにもこだわりましょう。

 

 

参考文献

株式会社 プロラボ 『FASTING  BOOK』

 

 

 

身体に不調がありましたらKENZO接骨院にご相談ください。