脱・低体温

kenzo 2019-11-28 09:59

美と健康の為に、中医学で“脱・低体温”を目指す

肌荒れしやすくなった。なんだか疲れやすい。こんな症状は“低体温”が招いているかもしれません。

“低体温”は、日本人の平均体温である36〜37℃よりも低いこと、平熱が36℃未満の状態を指します。

中医学では、内分泌系と泌尿生殖器系を司る腎の役割のひとつに‘命門の火’(生まれながらに持っている生命の原動力)があります。腎の働きが悪くなるとこの火が弱くなって低体温になると考えられています。

体温を作る内蔵の活動が弱いと体内に熱を生み出せず、血液も温まらないため、つねに体温が下がった状態が続いてしまいます。こうした低体温下による悪影響は、冷えにとどまりません。

免疫や抵抗力が弱まることによって、アレルギー症状をはじめとした不調が起きやすくなります。また、食べたものをエネルギーにする力が弱まり、何かと疲れやすく、やがて無気力となって心も体も動かしづらくなります。

さらに怖いのは、冷えの自覚がない人でも、低体温の可能性があるということです。

筋肉のこわばりや固まり、肌やのどの乾燥、末端の冷えを感じている方は、低体温に進行しやすい状態にあるといえます。こうした症状がなくても、発汗後やクーラーの利いた室内では誰しも体が冷えるものです。低体温に陥る環境は身近に存在します。だからこそ、体を“冷やさない知恵”を身につけることが大事です。食事や運動、日々の生活習慣で冷えに対する正しい対策をするのが大切です。

うるおいと温かさで体がリラックスした状態を保てるように心がけると、冷えや不調とおさらばして冬でも快適に過ごせるようになります。

あなたの現状をチェック。低体温を知る10項目。

① 平熱36℃未満は“低体温”です。

医学的な意味での“低体温”は内蔵など体内深部の体温が35℃以下になる危険な状態のことです。ただし最近では体温が平均より低い状態のことも“低体温”と呼ばれています。日本人の平均体温は36〜37℃、健康な人の平均体温は36.7〜37.2℃といわれているため、36℃未満は立派な“低体温”です。

② 低体温と冷え性の違いは?

低体温は、全身の体温が低く、冷えを自覚する人も多いのが特徴です。冷え性は、手先や足先などの末端が部分的に冷えている状態を指します。どちらも血流が悪く体が冷えている状態のため必要な対策は同じですが、低体温のほうが冷えが進んだ状態なので、改善にやや時間がかかる可能性があります。

③ “低体温”の主な症状とは?

風邪を引きやすくなったり、花粉症に肌荒れ、かゆみなどのアレルギー症状が起きやすくなります。これは、低体温によって酵素の働き、つまり免疫力が弱まり、体外から侵入する細菌やウイルスへの抵抗力が弱まるのが原因です。また、基礎代謝も低下するため、疲れやすく太りやすいというのも典型的な症状です。

④ 脱・低体温の三原則は、「うるおす、ゆるめる、温める」

低体温も冷え性も、体が固まって巡りが悪い状態です。症状を進行させないためには、「こわばり、乾燥、冷え」を招かないようにすることが重要です。深呼吸で体をリラックスさせたり、運動や温かい食事で保湿や加温・保温を心がけたりしながら、「うるおす、ゆるめる、温める」を心がけることが脱冷えの近道になります。

⑤ これを感じたらあなたも「隠れ冷え」

手のひらを首の後ろ、お腹、腰、足首に当て、どこか1カ所でも手のひらの温かさを気持ちいいと感じる部分があったら、隠れ「低体温・冷え性」の可能性大です。肌荒れやシミ、シワができやすくなったり、咳や痰、涙や鼻水が出やすくなったりするのも、冷え症状の表れなので、思い当たったら即、温め対策を実行しましょう。

⑥ お腹の浮き輪脂肪は冷えの2段階

冷えの第1段階は、血の巡りが悪く、手足など体の末端が冷える状態です。第2段階では水の巡りが悪くなり、お腹やお尻が冷たくなります。むくみや便秘になりやすく、お腹を守るように浮き輪脂肪も発生します。第3段階は、気の巡りが乱れ、顔はほてるのに体は冷え、不眠やのどの詰まりも感じがちになります。早期の対策をしましょう。

⑦ 3つの首を温めよ

体をすばやく温めたいときは、「首、手首、足首」の3つの首にアプローチをしましょう。首は、血流が悪くなりやすい=冷えやすいので保温が重要です。手首や足首は皮膚が薄く、皮膚下を流れる血流を温めることで血液循環によって体全体も温まります。追加でお腹とお尻を温めると、婦人科系トラブルの防止につながります。

⑧ 入浴時の2つの適温を使い分ける

脱・低体温にはバスタブに浸かることが不可欠です。体温+2〜3℃のぬるめのお湯はリラックス状態に導くので、就寝前や疲れているときに。体温+5〜6℃の熱めのお湯は体を興奮状態にするので、朝や気分が落ち込んだときにおすすめです。シャワーで済ませる場合は、首の裏にお湯を当てて体を充分温めましょう。

⑨ 厚着はNG。重ね着で対策

体を温めようと厚着をすると、万が一汗をかいた場合に後で冷えてしまうので「重ね着」がおすすめです。ストールやネックウォーマーなどの小物は、脱ぎ着しやすく体温も体温も調整しやすいので用意しておくと便利です。また、血流を妨げないよう、体を締め付けない服や下着を選ぶこともお忘れなく。

⑩ 露出と締め付けは百冷えあって一温なし

肩や肘など骨が出っ張っている部分は冷えの入り口なので、「30過ぎたら肩出すな。40過ぎたら肘出すな。50過ぎたら手首隠せ」と心得て。また、補正下着は、窮屈さが血流の悪さやストレスによる冷えを招きがちになります。ハレの日以外は使用を控えるなどメリハリをつけて、上手におしゃれを楽しみましょう。

 

以上のことを参考にして頂き、冷えに負けない身体にしていきましょう。

次回は食養生についてご紹介していきます。

 

身体に不調がありましたらKENZO接骨院にご相談ください。